風鈴商店街を進み、スーパーマーケットの前まで
来た2人。
エッジ「この辺にも、誰かはいそうだよな〜」
ブレット「ふむ」
エッジ「このスーパー利用する奴って多そうじゃん。宿舎から
一番近いスーパーだしな」
ブレット「そうだな」
エッジ「っと、…なぁ、リーダー。あいつ、どっかで見たことないか?」
エッジが発見したのは、スーパーの中から大きな袋を持って出てきた
ハリネズミ頭の少年だった。
ブレット「ああ、TRFのピット担当じゃないか? リョウ・タカバの弟だろう」
エッジ「ああ、そういや一度だけレースに出たこともあったっけね」
ブレット「そういうことだ」
エッジ「おーい!」
二郎丸「だ、誰だすかっ?!」
エッジ「よ、奇遇だなっ」
二郎丸「あっ、グラサン野郎だす!」
ブレット「…グラサン野郎?」
二郎丸「ずーーっとサングラスかけてばっかりだから、
グラサン野郎だす!」
エッジ「…だってさ、リーダー。たまにはそのバイザー外したら?」
ブレット「こいつは俺の信念だ、外すわけにはいかないな」
エッジ「あっそ」
二郎丸「お、オラに何か用だすか!」
エッジ「ああ、そうそう。リーダー」
ブレット「こいつと何かを交換しないか、ジロウマル」
PO●Hを二郎丸に見せるブレット。
二郎丸「…何を考えてるだす?」
ブレット「だから、交換さ。
俺たちは「わらしべ長者」の実験をしてるんだ」
二郎丸「…お前らでも、「わらしべ長者」知ってるだすか?」
エッジ「俺は知らないけど」
ブレット「日本の童話で読んだのさ」
二郎丸「それで、交換してるんだすか」
ブレット「ああ」
二郎丸「……交換は何でもいいだすか?」
ブレット「ああ」
二郎丸「なら、これをやるだす」
二郎丸がスーパーの袋から取り出したのは、福引券だった。
二郎丸「今、商店街の真ん中でやってるはずだす」
ブレット「…いいのか?」
二郎丸「いいだすよ。オラ、当たったことないだすし」
エッジ「ふぅん?」
二郎丸「福引で当たり出すより、そのぬいぐるみと
交換のほうが得だすよ」
エッジ「なるほどね。頭いいんだな、ジロウマル」
二郎丸「……そ、そうだすか?///」
エッジ「(おっ素直な反応…)」
WGPレーサーが奇人変人揃いのため、普通の反応に
飢えていたエッジ(笑)。
ブレット「じゃあ、交換だな」
ブレットは二郎丸の福引券とPO●Hさんを交換した!
エッジ「じゃ、福引所とか行ってみる?」
ブレット「そうだな…。気をつけて帰れよ、ジロウマル」
二郎丸「わかってるだす!」
エッジ「そーそー、怪しい奴にモノ貰ったりしちゃ駄目だぜ♪」
二郎丸「……!!!」
ブレット「エッジ。からかってやるな」
エッジ「おっ自分で怪しいって認めた!」
ブレット「………」
→福引所