土屋研究所にたどり着いた二人は、
 とりあえず研究所内に不法侵入を果たした。

エッジ「リーダーここ来たことあるのか?」

ブレット「ああ、まぁな。…ん? モーター音?」

 建物の奥から聞こえてくる軽快なモーター音につられて、
 練習場へと足を踏み入れる二人。
 そこでは、おなじみの赤と青の兄弟が熱いレースを繰り広げていた。

烈「負けるな、バスターフェニックスターーン!!」

豪「いっけぇぇマグナーームダイナマイトーーーーーッォ!!!」

烈「ってオイ豪ォっ!!」

 ごすっ。

 ブレットの額に、ビートマグナムが刺さった。

エッジ「うわあああぁ!リーダァァァ!!」

ブレット「おちつけエッジ。クールにいこうぜ」

エッジ「これが落ち着いていられるか!!」

豪「どっかで聞いた台詞だな!」

エッジ「「だな!」じゃねぇえ!」

烈「だ…大丈夫ブレット君?!」

ブレット「そんな柔な鍛え方はしていないさ」

 額からマグナムを抜き取るブレット。
 マグナムは赤く染まっていた…。

豪「あ〜おれのマグナムがソニック色に〜〜!!!」

烈「マグナムが、じゃないだろ!ブレット君に謝れ!!」

エッジ「その通りだぜ!」

豪「なんでーなんでーみんなしておれを悪者扱いしやがって!」

エッジ「お前が悪いんだっ!!」

豪「〜〜〜ッ、ぜってーーー謝まらねーーっ!!」

烈「あっおい豪!」

 土屋研究所を飛び出す豪。
 取り残される三人。

ブレット「…追い掛けるか」

烈「へ?」

 言うが早いか、ブレットは走りだした。

エッジ「あっちょっ…待ってくれよリーダー!」

烈「僕も行く!」

ブレット「…っと、そうだ、レツ・セイバ」

 どむっ。

エッジ「うわっぶ!!」

 突然立ち止まったブレットの背中に、エッジは正面衝突した。
 衝撃でブレットの背中からエア・バッグが飛び出したので、
 とりあえず元に戻すエッジ。

ブレット「こいつと何かを交換しないか?」

 ポケットからキャンディ(すもも)を取り出すブレット。
 烈は一瞬きょとんとした顔をした。

烈「………何で?」

ブレット「ちょっとした実験だ。協力してくれると助かる」

烈「何かクズアイテム持ってたかなぁ…」

 言って、体中のポケットを探る烈。

烈「………、あ、あった。これでいい?」

 そう言って烈が上着右上のポケットから取り出したのは、
 かまめ●どんフィギュアだった。

エッジ「……またマニアックなもの持ってるんだな…」

烈「ガシャポンの景品なんだけどね」

エッジ「…リアルな話だな」

ブレット「OK。交換しよう」

 ブレットかま●しどんフィギュアキャンディー(すもも)を交換した!



 →土屋研究所廊下